hipokunのブログ

興味、関心、好奇心。何もなくても、健康さえ在れば、なんとかなるよ。

集団おはじきゲーム

施設でゲームをする時、20人前後だと、どんなゲームが定番ですか?

椅子取りゲームかな。車いすだと「ボール回し」かな。

トランプゲームやカルタ取りなど、せいぜい4~5人だし、

対戦ゲームをトーナメント制でやるとなると、

多人数だと、対戦まで待ち時間が長すぎる。

また、一回戦で負けてしまうと、その後、蚊帳の外。

全員が終始参加できるゲームとなると、それ程多くありません。

今回紹介する「集団おはじきゲーム」は融通のきくゲームで、お薦めです。

 

道具

f:id:hipokun:20180626232331g:plain

500mlのペットボトル(〇)11個。これを底から1㎝程のあたりの窪みの部分を輪切りに切り落とします。

6色のスプレーで色付けします。

 

1個は親玉で内側を金色に塗りましょう。後は2個づつ5組、

赤とか黄色とか、塗分けます。

(色分けするのは、数を数えたり、ゲームの準備に便利だから)

後は木槌が1本、スコアボード(攻守交替の対戦ゲームなので)

 

ゲームの方法

金色に塗った玉は親玉。後の10個は小玉。

まず、10個の小玉を、滑りのいい丸テーブルの縁近くに、均等に広げて置きます。

競技者は、親玉を好きな所にセットし、木槌で親玉を小玉めがけて叩きます。

 

小玉をテーブルからはじき出せば1点。

更に続けて小玉をはじき出すというゲームです。

(対戦者は、麦わら帽などで、はじき出される玉を拾います)

10個の小玉をはじき出せば、10点満点ですが、

途中、親玉を落してしまうと、0点となり攻守交替です。

 

競技者はあまり無理をせず、途中木槌をテーブルに置けば、その間の得点は、スコアボードに刻まれ攻守交替となります。

競技者が迷っている時、ここぞとばかりに外野陣が「チャチャ」を入れます。

こうして3回程攻守交替して、ゲームは終了。

得点の多い方の、勝ちとなります。

途中、大差がつき過ぎて、満点とっても勝てない場合は、

コールド負けとしてもいいでしょう。

 

ゲームの楽しみ方

野球の様な、攻守交替対戦ゲームですが、応援する側の妙味が最高なんです。

「その辺でやめとけ」「まだまだいける」「満点狙え」「もう、大丈夫」

「あと1点は取っとけ」など、「チャチャ」に惑わされ、大失態したり、

仲間に励まされ思わぬ大逆転で勝ったりと、

応援やヤジと言うより、自分がゲームをしているような外野陣の賑わいが、

他では味わえない、ゲームなんです。

 

余談ですが

何処にでもあるような材料を使って、

何処にもない様なゲームに仕立て、

その時々の工夫で、全員で楽しめるゲームはそれ程ありません。

 

既存のゲームキットで楽しむより、手作り感のある「おはじきゲーム」は、

興味・関心・好奇心を掘り起こすいいアイテムだと思います。

何かの機会に、お試しください。